Q&A 矯正治療に関するよくあるご質問

Q&A 
矯正治療に関するよくあるご質問

素朴な疑問編

痛いですか?

矯正を始めた最初の日から3日間くらいはなんとも言えない、締め付けられるような痛みがありますが、すぐに慣れます。およそ1ヶ月に一度のゴムの取り替え後も1〜2日程度痛みますが、最初ほどではありませんし、場合によっては全く痛みのない方もいます。それ以外ではブラケットが唇の内側に触れるので、最初のうちは口内炎ができる場合があります。これも専用のシリコンを練って、ブラケットに貼り付けておくことでかなり防げます。

歯を抜くことはありますか?

歯並びの悪さの原因の多くはせまいスペースに歯が入りきらなくなっていることです。たとえて言えば3人がけの椅子に4人、5人と座っているようなものです。そのような場合には、歯を抜くことによりスペースをつくります。もったいないと思われるかもしれませんが、歯並びをよくすることで残った歯を健康に保ち、長期的にはより多く自分の歯を残せると考えるのです。抜歯の痛みに関しては塗り麻酔の使用や、適温に保たれた麻酔液などの工夫によりかなり軽減されています(歯科医院の方針にもよりますので、交渉してみてください)。
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器具(ブラケット)の分、口元が出て見えることは?

人によっては少々出て見えます。わずか数ミリしかないブラケットでさえ、口元の印象を変えてしまうのです。ただし、歯並びを治すと出っ張っていた歯が後退し、最終的にはブラケットも外しますので、全体としてかなり印象が良くなります。
顔を横から見たライン、いわゆる「審美線」を一直線に近づけることができます。普通は気にしませんが、それでも気になる女性の場合、メイクのテクニックで解決する方法もあります。

「矯正をすると痩せられる」というのは本当ですか?

近年、矯正人口の増加とともにこのようなうわさ(?)が広まっているようですが、ダイエットに効果があるという因果関係は報告されていません。しかしながら、顔の印象に限って言えば、やせたように見える方は大勢いらっしゃいます。理由は、歯を抜いてスペースを作るため、ほほのラインが内側に寄って、あごの骨がシャープに見えるようになるからです。あと矯正を始めるときに心機一転、心を入れかえる方が多いためダイエットに間接的な影響がでることもあるようです。
一つ前の質問にあるように、口元が出ているように見えることもあるため相乗効果で、かなりスリムな表情に変わる人もいます。一時的なものですが、スリムに見えすぎて困る人の場合にも、メイクのテクニックで、ある程度解決することができます。